「ウィザード」とは、いくつもの設定が必要な操作の場合、画面を順番に切り替えて、説明文に従って簡単な入力やクリック作業をするだけで、確実に設定が完了できるようにする機能のことです。
たとえばウインドウズの場合、プリンタなど新しいハードウエアやインターネットの接続条件を追加する作業を始めるときなどに「追加ウィザード」といった表現でこの機能がスタートします。
この「ウィザード(Wizard)」は「魔法使い」という意味ですが一方で「名人」「専門家」といった意味でも使われます。
つまり『名人』の指示通りに入力していけば、設定は魔法のように簡単にできあがり!というイメージで名付けたのでしょう。
この言葉は、マイクロソフト社がエクセルやワードなどのソフトの使い勝手を良くするために付けた各種設定の「お助け機能」に名付け、その後、ウインドウズでも使用したと聞いています。
多くの場合、このウィザードを使わなくても設定ができるため、作業に慣れた人には『名人』というよりは『お節介なガイド』と感じられる機能ですが、初心者の方にはとても助かる機能です。
追記(2012/1/28)
そういえば最近、ウインドウズでもウィザードという言葉自体をあまり使わなくなりました。「ファイルと設定の転送ウィザード」も「Windows転送ツール」になっています。
余談ですが「ウィザード」といえば、あの映画でも有名な「オズの魔法使い」の英語の原題がまさに「 The Wonderful Wizard of Oz 」です。
ついでに「Wizard」は男の魔法使いで、女は「Witch」になります。
そこで「Bewitched」は「魔法にかかった/魅せられた」といった意味になり、あの「奥様は魔女」の原題でもあります。
タイトルにピッタリでエリザベスモンゴメリーさんはとても魅力的でした!
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