電子メールの返信を作成するとき、多くの電子メールソフトでは受信した元の「件名」の頭に自動で「Re:」が付きます。
私は長い間、「Re」は「Reply(返事をする)」の略語だと信じていました。また、人から聞かれたときも自信を持って答えていたのですが、実はラテン語で「〜に関して」という意味の「Res」が語源だそうです。
関連する諸説については『「ほぼ日」コンピュータ用語辞典』が面白いです。電子メール(コンピュータでの通信)のために作られた用語ではなく、以前からビジネスでも使われていたようです。
それにしても「Fw:」は、普通に考えれば「Forword」の略だから、「Re:」は「Reply」や「Response」の略だと思っても仕方ないところです。
とはいえ、今まで違うことを教えてきた言い訳になるでしょうか?
検索していくと「やっぱりラテン語ではなく Reply でした」という意見もあり、雑学としては面白い話題です。
追記(2012/1/27)
この解説を書いた 2003年頃は、まだ Wikipedia は有名ではなかったので「Re:」について調べてみました。
やはり、ラテン語の「res」か「in re」という語が語源で「…について」という意味である、とのことでした。
まあ、語源はどちらにしても
「Re:」は電子メールで返信のときに件名の頭につく文字列
ということでいいでしょう。
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