「デジタルカメラ」「デジタル時計」などの言葉が一般的になり、「デジタル」という言葉を知らないという人はいないでしょう。
「デジタル」とは、本来は連続して区切りのない(アナログ)状態なもの(あるいは量)を基準を決めて区切りのいい数字で表現することです。
時間のような本来は連続して切れ間のないものでも、日、時、分、秒と数字で分割することで特定し、表示することができます。
同様にカメラの場合、以前は光の明るさや色の情報をレンズを通してそのまま写真フィルムに焼付け、フィルムを現像して情報を定着させ、そこに特殊な光を当てて印画紙に画像情報を再現してきました。
この光の明るさや色の情報もアナログ情報ですが、基準を決めて細かく計測すれば数値として表すことができ、数値化できれば記録できるし、その数値から画像の再現もできるわけです。
そこで従来の写真フィルムにあたる部分に、小型で性能のいい光の情報を測定できる装置(CCDセンサー)を大量に並べ、取り込んだ映像情報を数値化、保存できるようにしたのが「デジタルカメラ」です。
そのままでは数字で割り切れないアナログ情報を計測、分析することでデジタル化、つまり数字で表現できると、計算や記録、分析、再生などに便利です。
特にコンピューター(パソコン)は、たくさんの数値計算の組み合わせで様々な作業を行なう機械なので、デジタル情報を迅速かつ大量に扱うことができます。
ですから音声や画像など、従来は数値ではなくアナログな状態で記録していたものも、最近はデジタル化して記録したり、保存したりすることが主流になってきたわけです。
もちろん、人の気持ちなど、数値化が難しいものがまだまだたくさんあります。そういう「割り切れないもの」が人生を面白くしている気がします。
こういうことをいうと「アナログ人間!」と呼ばれたりします(苦笑)。
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