パソコン内蔵の「メモリー(memory)」とは一時記憶媒体

パソコンの能力を確認するとき、『CPUは何?』と『メモリーはいくら(何バイト)搭載?』というのが2大ポイントとなります。

ここでいう「メモリー」はパソコンの内部に搭載されている一時記憶媒体「RAM(Random Access Memory)」のことを指します。

この「RAM」はその機能から「ランダムにアクセスができる(どの部分にでも自由に読み書きできる)」メモリーと名付けられたわけです。

 

この「RAM(ラムと読みます)」の最大の特長は

・何回でも書き込み、読み取りが『素早く』できる

・電源が切れてしまうと記憶が失われてしまう

の2つです。

 

『素早く』データ記録・維持をするためには、もの凄い勢いで電気信号を「メモリー」に送るわけですが、電気信号が途切れると記録も保持できなくなります。

だからパソコンの電源が切れると「RAM」に記録された作業中のデータも失われてしまうのです。

 

とはいえ、パソコン作業中にどんどん変化するデータをいちいちハードディスクで読み書きしていると時間がかかるので『一時記憶媒体』である「RAM」を利用するわけです。

「RAM」の容量が少ないと、パソコンで多くのソフトウエアを同時に使ったり、大きなファイルを開いた場合、どうしても記憶をする場所がなくなってしまい『メモリー不足』の状態になります。

 

2〜3年前のパソコンであればメモリー(RAM)は64MB(メガバイト)もあれば充分でしたが、WindowsXP に最新のソフトウエアを使っての快適な作業は最低でも128MB、できれば256MBくらいは欲しいものです。

 

追記(2012/1/4)

Windows XP は、その後、修正プログラムの適用で、より多くのメモリーを必要とするようになり、現在では最低でも 1GB、できれば 2GB 欲しいです。

さらに後継の OS である Windows Vista、Windows 7 が登場し、メモリーは最低でも 2GB(ギガバイト)、できれば4GB以上といった具合に、より大きな容量が必要となっています。一方、メモリーの大容量化と低価格化も進み、以前と比べれば購入しやすくなりました。

ただし、OS が 64bit 版でなければ4GB以上を搭載しても効果はないので注意が必要です。

 

 

 

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