単純に言えば「圧縮」はファイルのサイズを小さくすること。そして「解凍」は圧縮されているファイルを元の状態に戻すことです。
ファイルの圧縮は以下のようなときに使えます。
・ メールの添付ファイルサイズを小さくする
・ ネット上でのファイル保存容量を節約する
・ 複数のファイルをひとつのファイルにする
・ パスワードを設定してセキュリティを高める
・ ハードディスク残り容量を圧縮で増やす
また圧縮には色々な方法があり、それを「圧縮形式」と呼びますが、現在、最も使われているのが「zip形式」です。
ほかにもフリーウエアを公開するときに使われることがある「lzh形式」などが知られています。
そして Windows XP 以降のウインドウズは、OS に zip形式のファイルを圧縮、解凍できる機能を持っています。
圧縮したいフォルダーを右クリック、「送る」-「圧縮(zip形式)ファルダ」で圧縮開始できます。
解凍は圧縮ファイルをダブルクリックするだけです。
さらに Windows XP ではzip形式の圧縮でパスワードも設定できました。
ところが Windows Vista 以降、zip形式のパスワード設定はできなくなりました。
どうしても圧縮ファイルにパスワード設定がしたい場合は、フリーソフトなどを別途、用意する必要があります。
この圧縮・解凍ソフトなら「zip形式」によるパスワード設定も「lzh形式」の解凍もできるので、必要なら準備しておくといいでしょう。
追記(2012/2/16)
最近ではインターネット接続も高速となり、電子メールで数十MB程度の容量ならファイル添付して送ることも珍しくなくなり、以前ほど圧縮することがなくなりました。
さらに記憶メディアの容量は大きくなり、容量不足のために圧縮することも少なくなりました。
とはいえ、複数のファイルをひとつにまとめたり、そこにパスワードを設定するときには、まだまだ圧縮が使われています。
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