「オペレーティングシステム(Operating System)」を略して「オーエス(OS)」と呼びますが、コンピューターを動かすための基本となるソフト、つまり日本語で「基本ソフト」と呼ばれています。
「operate」は「動作させる」「操作する」といった意味です。
つまり「オペレーティングシステム」というのは「操作に必要な仕組み」といったところで、ソフトウエアでその「仕組み」を実現しています。
コンピューター(パソコン)は各種ソフトウエアを使うと、文書作成、デジタルカメラの写真加工、音楽編集などなど、多種多様なことができますが、その基本となる作業は共通しています。
たとえば
・ ファイルやフォルダーの管理
・ マウスでカーソルを動かし、クリックやダブルクリックでの操作
・ キーボードの各キーに対応した文字を画面に表示
・ 指定したハードディスクや CD-R にファイルを保存
・ 印刷の機能をアプリケーションに共通で提供
といった様々なパソコンの基本操作や動作を「基本ソフト」が受け持っているわけです。
パソコンは様々なメーカーのハードウエア、ソフトウエアを組み合わせて構成されています。
そんなパソコンが、きちんと動作するように制御するのも OS の大切な役割です。
OS に対して、ワープロや通信など具体的な作業を行うソフトをアプリケーションソフトといいます。
「application」は「適用」とか「応用」といった意味ですから、「基本」があってはじめて「応用」がある!といったところなのでしょう。
OS に対応したアプリケーションソフトは基本操作が同じなので、利用者も共通部分を一度覚えれば毎回、最初から覚えなくていいというメリットがあります。
OS が「パソコン」を一般に普及させたといってもいいでしょう。
パソコン用のOSとしては Windows XP や Windows 7 などの、マイクロソフト社製の「Windows(ウインドウズ)」が最も有名ですし、実際に多くの方が利用しています。
一方、ユーザーは少ないものの、アップル社の「マックOS」も操作性の良さから、根強い人気があります。
追記(2012/2/12)
最近では、パソコンのOSよりも、スマートフォンのOSのほうが注目されています。アップルの iOS とグーグルの Android OS が有名です。
そして今年は Windows 7 に継ぐ新しい OS が登場します。基本に忠実なソフトであって欲しいところです。
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