「拡張子」とはファイルの種類を示す末尾の文字列

拡張子」はファイル名の末尾にピリオド(.)で区切って付けられ、ファイルの種類を示す1〜4文字の英数文字列です。

英語では Extension(エクステンション)。

これだけカタカナ用語が氾濫するパソコンの世界で、この「拡張子」という用語は特殊な感じがします。

 

拡張子を見れば、そのファイルの種類(画像?テキスト?)か、作成したアプリケーション(ワード?エクセル?)かが分ります。

また、その拡張子に対応したアイコンがあり、ファイルの種類が見た目でもある程度わかるようになっています。

 

たとえば表計算ソフトのマイクソフトエクセル(Excel)で作成したファイルには「比較表.xls」というように、末尾に「xls」という拡張子が付きます。

そしてエクセルファイルのアイコンは用紙の絵の左隅にエクセルを示す「X(エックス)」のマークがついています。

逆にこの「xls」が付いたファイルをダブルクリックすると「これはエクセルのファイル」とウインドウズが判断し、エクセルが自動的にスタートします。

追記(2012/1/21):Office 2007 以降、新しいファイル形式が追加され、拡張子は4文字で Excel2007 は xlsx 、Word2007 は docx となっています。

 

ほかにも覚えておきたい拡張子としては以下のようなものがあります。

◇代表的な画像ファイル
jpg :JPEG(ジェーペグ)形式。デジカメ写真はこの形式が多いです。
gif :GIF(ジフ)形式。イラスト画像などでよく使われます。
bmp :BITMAP(ビットマップ)形式。パソコンでお絵かきする場合など使われる場合が多いです。
tif :TIFF(ティフ)形式。図形を組み合わせて作った画像をその組み合わせの情報も持ちながら保存できます。

◇代表的な文書/データファイル
txt :一般的なテキスト(文字情報)ファイル
doc :マイクロソフト社のワープロソフト「Word」で作成した文書ファイル
ppt :マイクロソフト社のプレゼンテーションソフト「PowerPoint(パワーポイント)」のデータファイル
pdf :PDF(ピーディーエフ)形式(文書管理/配布用)文書ファイル。
   ファイルを開くには 無償ですが Adobe Acrobat Reader が必要

◇代表的な音声/画像ファイル
mpg :MPEG(エムペグ)形式。圧縮された動画ファイル形式。
mp3 :MP3形式(MPEG1 audio layer 3)の音声ファイル。音楽ファイルでもよく使われます。
mid :MIDI(ミディ)ファイル。音程や音の強弱音色などの音源情報ファイル。MIDI機器で音が再生できる

◇圧縮ファイル/実行ファイル
exe :アプリケーションのプログラム実行ファイル
zip :ZIP(ジップ)形式の圧縮ファイル
lzh :LHA形式で圧縮されたファイル

 

ウィンドウズの初期設定では、拡張子を気にしなくても使えるようにあらかじめ登録されている一般的な拡張子は隠されて表示されません。

でもアイコンだけではファイルの種類が判断しにくい場合もありますし、怪しい拡張子の場合はファイルを開かないなどウイルス対策にもなるので、拡張子は表示されるようにしたほうが良いかもしれません。

Windows Vista / 7 では「コントロールパネル」の「フォルダーオプション」で設定します。

「フォルダーオプション」で「表示」タブ画面に切り替え、「詳細設定」リストから「登録されている拡張子は表示しない」のチェックを外します。

 

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