パソコンで「クリック」というのは、マウスなどのボタンを素早く押して離す連続動作のことです。
ポイントは「押して」から「離す」という2つの連続動作という点です。押すだけなら「プレス(press)」、離すだけなら「リリース(release)」です。
もともとこの「click」という単語は日本語で言えば「カチッ!」に相当する擬音語が語源で、短い少しはじけたような音を表現します。
たとえば悔しい時にチェッ!と『舌打ち』することがあります。
あれを英語で表現すると
I click my tongue. (私は舌打ちした)
となります。
舌を口の中に押し付けて離す... クリックのイメージと同じですね。
そうすると「ダブルクリック(doubleclick)」は二重(ダブル)にクリック、つまり「カチ!カチッ!」と素早く2回クリックを続けることですね。
ダブルクリックは2回連続なので、初心者の方には難しい操作です。
でも逆にいえば間違ってマウスのボタンに触れて「クリック」してしまうことはあっても「ダブルクリック」は意識してやらないと起こりません。
つまりファイルやフォルダーを開くとか、ソフトウエアを起動するとか、意志をもってやるべき作業、あるいは一度始まってしまったら終わるまで時間がかかる可能性がある作業は「ダブルクリック」で実行するようになっています。
そういう観点で、どんなときにダブルクリックを使うかを確認すれば、操作を覚えるヒントになるはずです。
それから「ダブルクリック」でファイルやフォルダーを開くのが苦手な人は、1回クリックして選択してから「Enter(エンター)」キーを押せば、ダブルクリックと同じ操作になります。お試しあれ。
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