ウインドウズでは、パソコンの各種作業をイメージしやすいように、表示画面を『机の上(デスクトップ)』に見立てています。
その仮想の 『机』 で
・ 作業で使う書類「ファイル」を並べたり、開いたり、編集したり、
・ 書類をまとめて保存する「フォルダー(紙ばさみ)」があり、
・ 不要になったものを「ごみ箱」に捨てて整理したり、
とイメージができれば、「ファイル」や「フォルダー」の意味や操作も理解しやすくなるからです。
でも一方で、画面を 『壁』 と見なすときもあるからややこしくなります。
画面はほぼ垂直ですから『壁』にたとえるのも理解できます。画面の背景の画像を「壁紙(Wallpaper)」と呼んだり、『壁』だからこそ、そこで開くのは「ウインドウ(窓)」だったりするわけです。
「デスクトップの背景」というのも、本当の机で考えれば変な表現です。
そもそも「ごみ箱」だって、机の上にあると考えると違和感があります。
もし、とことん「机の上」であることにこだわるなら「壁紙」ではなく「デスクマット」でも良かったわけですが、このあたりの「呼び名」はあまり深く気にしないことです。
すべての機能を机の上の事務用品でたとえようと無理に「こじつける」より、説明や理解に都合さえよければ、あるときは 『机』 であり、またあるときは 『壁』 で構わないわけです。
あくまでも画面上は「二次元」の世界であり、それを三次元の世界にたとえようとすれば、すべてをピッタリ当てはめるのは無理です。
それ以上は「机上の空論」になってしまいますから。
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