「Microsoft IME」とはマイクロソフトが Windows OS の標準として提供している日本語入力&変換アプリであり、「Google日本語入力」とはグーグルが無償で提供している同様の入力&変換アプリです。
Windows標準の「Microsoft IME」とは別に「Google日本語入力」をインストールしておいて、必要に応じて切り替えて使用することもできます。
ちなみに「IME」は「Input Method Editor」の略で、パソコンなどで多様な言語を効率よく使えるように、文字を変換したり、入力などを補助する文字処理アプリのことです。
- 「IME(アイエムイー)」とは文字入力&変換ソフト
- パソコン用語解説(2012/10/3)
その「IME」の中でも、マイクロソフトが開発した日本語用の「IME」が「Microsoft IME」というわけです。
一方でグーグルが開発、提供している日本語IME が「Google日本語入力」となります。
ひらがな入力して、変換候補を表示させ、選択して日本語入力を確定する、という基本的な使い方は「Microsoft IME」と変わりません。
「Google日本語入力」が変換に使っている「辞書」はウェブで使用されている膨大な用語を蓄積、学習しており、さらに最新用語も自動更新で追加しているため、情報もアップデートされていきます。
「Microsoft IME」も「クラウド候補」という名前で Bing から得た変換時の予測候補を表示することができます。
でも「Google日本語入力」のほうがウェブ経由での用語の収集、蓄積、学習能力は高く、より新しく利用されている用語が候補として表示されることが多いと感じます。。
さらに「Google日本語入力」には「Microsoft IME」にはない、
- テンキーからの入力が変換対象にならず、そのまま入力される「直接入力」設定
- カーソル周辺に入力モードをポップアップで一時表示する設定
- 一時的に学習機能、入力履歴からのサジェスト機能、ユーザー辞書機能を無効にする「シークレットモード」設定
といった便利な設定があります。
気に入れば「Google日本語入力」を「既定の IME」にしてもいいでしょう。
もちろんメインは「Microsoft IME」で、必要なとき「Google日本語入力」に切り替えるのもありです。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。