「マルチメディアキー」とは、Windows で音楽や動画を視聴するアプリやサイトを操作する専用キーで、「再生/一時停止」「消音」「音量アップ」「音量ダウン」「次のファイル」「前のファイル」などがあります。
「マルチメディアキー」は「メディアキー」と呼ばれることもあります。それ以外のキーも合わせて「ホットキー」と呼ばれる場合もあります。
ノートパソコンなどでは、ファンクションキーと兼用で「Fn」キーと一緒に押さないといけない機種も多いです。
たとえば、このノートパソコンのキーボードでは、
- 「Fn + F1」で「消音(Mute)」
- 「Fn + F2」で「音量ダウン(Volume Down)」
- 「Fn + F3」で「音量アップ(Volume Up)」
- 「Fn + F4」で「前のファイル(Previous Track)」
- 「Fn + F5」で「再生/一時停止(Play/Pause)」
- 「Fn + F6」で「次のファイル(Previous Track)」
となります。上図のように「マルチメディアキー」の各キーは直感的に見て分かるアイコンで表示されています。
設定により「Fn」キーを押さなくても単独キーで「マルチメディアキー」を操作できるように切り替えができる場合があります。
ただし、この切り替え設定をすると、今度は「F1」など「ファンクションキー」を使いたいときに「Fn」キーを押さなければならなくなり、通常は「ファンクションキー」を優先したほうがいいかもしれません。
「マルチメディアキー」は必須の標準キーではないので、装備されていないキーボードもあります。
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そのため、使いたいなら装備されていることを確認して購入する必要があります。
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装備されていてもキーボードの一番上に横並びの配置が多く、通常のキー操作中には位置的に遠いし、どの位置にどのキーがあるか目で見て確認しないと正確に押せない場合もあります。
そして「Fn」キーを同時に押す必要があったり、キーボードによりキーの並びが違っていたり、少なかったり、統一されていません。
そのため「マルチメディアキー」は使い勝手がよくない、だから使わない、というケースも多いです。
そんなとき Windows の機能強化プログラム「Microsoft PowerToys」のひとつ「Keyboard Manager」の「ショートカットの再マップ」機能により、使いやすいショートカットの追加設定が可能な場合があります。
これにより「マルチメディアキー」のないキーボードのパソコンでも使うことができるようになります。
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