「コメント」とは Excel では個別のセルに対して、Word では文書上で選択した部分や文字列に対して注釈を残す機能です。同じファイルを共有する複数ユーザーと情報交換や履歴を記録することもできます。
Excel も Word も「校閲(こうえつ)」タブで切り替えたリボンを使います。
「コメント」グループのコマンドを使って、基本的な操作「新しいコメント」「削除」「前のコメント」「次のコメント」「コメントの表示」ができます。
「コメントの表示」では、画面右に「コメント」ウインドウが開き、すべてのコメントを一括表示でき、各コメントをクリックすることで
Excel なら該当セルが選択され、枠線に囲まれて表示されます。
Word なら該当部分が赤くマーカー表示されます。
「違い」としては、Excel の「コメント」はテキストしか入力できず、その書式を変更することもできません。
一方で Word の「コメント」は入力テキストの簡単な書式変更や画像やリンクの挿入が可能です。
Excel には「コメント」とは別に「メモ(以前のコメント)」機能があり、この「メモ」では入力テキストの書式変更や背景に画像を使うことも可能ですが、逆に Word にはこの「メモ」機能はありません。
また Excel の「コメント」は該当セルのある「ワークシート」単位で別ページに「コメント」と「メモ」を一覧表示で印刷できます。
一方で Word では「コメント」だけを別ページに一覧表示で印刷できません。
Word では「コメント」を付けた文書と一緒に、同じページの右側に一覧表示で印刷できます。
「印刷」画面の「設定」項目で一番上のプルダウンメニューで「変更履歴/コメントの印刷」にチェックが入っていれば「コメント」を付けて文書を印刷できます。
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