Excel の「IMAGE関数」とは、https で始まる画像ファイルの URL を指定することで、シート上に画像を表示させる関数です。画像サイズはセルに合わせる、元サイズ維持、カスタムサイズなど指定できます。
最新の Microsoft 365 や Excel 2024 以降で使える新関数です。
「IMAGE関数」の構文は以下のとおり。
=IMAGE(ソース, [代替テキスト], [サイズ], [高さ], [幅])
引数の役割は以下のとおり。
- ソース(必ず指定):
https プロトコルを使用した画像ファイルの URL パス - 代替テキスト(省略可能):
表示されないときに画像を説明する代替テキスト - サイズ(省略可能):画像の寸法を指定
- 0 - 画像をセルに合わせ、縦横比を維持
- 1 - セルを画像で埋め、縦横比を無視
- 2 - 元の画像サイズを維持。セルの境界を超える可能性あり
- 3 - 高さと幅の引数を使用し、画像のサイズをカスタマイズ
- 高さ(省略可能):画像のカスタムの高さ(ピクセル単位)
- 幅(省略可能):画像のカスタム幅(ピクセル単位)
たとえば「なにしろパソコン」のロゴ画像は以下の URL になります。
https://www.724685.com/include/img/724685logo.png
すると、以下の数式を入力したセルにロゴ画像が表示されます。ただし、セルの中で画像全体が表示されるようにサイズが自動調整されます。
=IMAGE("https://www.724685.com/include/img/724685logo.png")
そのためセルのサイズによっては画像の表示が小さすぎるので、セルの幅と高さを広げて(変更することで)画像の表示サイズを調整できます。
あるいは「IMAGE関数」の引数で [サイズ]、[高さ]、[幅] なども指定できます。元の画像サイズにするなら [サイズ] を「2」にすればいいので
=IMAGE("https://www.724685.com/include/img/724685logo.png",,2)
となります。セルが元の画像サイズより小さいとセルの中でトリミングされたように隠れてしまいます。
画像を表示するセルを B2、画像URL を入力するセルを C2 とすると
C2 に
https://www.724685.com/include/img/724685logo.png
と入力して、B2 は
=IMAGE(C2)
入力すれば B2 セルに画像が表示されます。
たとえば「高さ」「幅」を 100x100 に指定するとこうなります。
=IMAGE(C2,"ロゴ",3,100,100)
ブログや SNS で公開した画像を Excel ファイル上に表示させることもできます。
ただし、URL を参照して画像を表示する場合、パソコンがインターネットに接続されていることが前提です。
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