Excel の「コピーしたセルの挿入」とは、コピーしたセルを複製し、追加挿入する操作で、挿入すると元のセルが押し出されます。単独セルなら元のセルを右か下か、シフト方向を選択する必要があります。
コピー操作はショートカットキー「Ctrl + C」を使うと効率的ですが、「コピーしたセルの挿入」はコピーしたセルを右クリック、メニューから「コピーしたセルの挿入」を選択するのが一般的です。
もちろん「コピーしたセルの挿入」操作は、セルをコピーした状態で「ホーム」リボンで「セル」グループの
「挿入」>「コピーしたセルの挿入」を選択しても可能です。
さらに「コピーしたセルの挿入」のショートカットキーとして
Ctrl + 正符号(+)
が用意されており、テンキーなら「正符号(+)」キーはそのまま使え、タイプキーを使う場合は
Ctrl + Shift + セミコロン(;)
となります。
「コピーしたセルの挿入」を選択すると、コピーしたのが単独のセルの場合、選択ボックスで「右方向にシフト」「下方向にシフト」かを選択して元のセルが押し出される方向を決めることになります。
コピーしたセルが「行」単位の場合、複製した「行」は選択範囲の上に追加され、元の行は下方向にシフトとなり、
「列」単位の場合、複製した「列」は選択範囲の左側に追加され、元の列は右方向にシフトとなります。
コピーしたセル、行、列が点線で囲まれ、追加されたセル、行、列が選択された状態になります。
行単位、列単位でコピーしても、「コピーした行/列の挿入」ではなく「コピーしたセルの挿入」と表現されます。
「行」も「列」も「セルの集合体」なので「セルの挿入」なのでしょう。
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