「Gemini(ジェミニ)」とは Google が開発した「AIアシスタント」の名前で、入力した質問や指示に自動で対応、膨大に収集&蓄積したデータで学習し、人間のような自然な対話で回答を提供してくれます。
- Gemini https://gemini.google.com/app
- Gemini アプリ ヘルプ
「生成AI」については、すでに解説しています。
このとき紹介した OpenAI という企業が開発した「生成AI」の名前が「ChatGPT」であり、この「ChatGPT」をベースに Microsoft が開発、導入した「AIアシスタント」が「Copilot」です。
この「Copilot」に対抗して Google が開発したのが「Gemini」です。公開当初は「Bard」という名前でしたが「Gemini」に変更されました。
- Google が提供する AI パートナー「Bard」が日本語に対応
今日のひとこと(2023/5/14)
「Google検索」にもすでに Google が運営する「Search Labs」が提供する機能を使って「生成AI」を追加することが可能となっています。
しかし「Google検索」で知りたい情報のサイトを探して開かなくても「生成AI」による「まとめ文章」を読めば充分、ということになると検索結果の表示による広告収入が大幅に減ることになりかねません。
たとえば「Gemini」に『Gemini と Copilot の一番の違いは何ですか?』と質問すると、以下のように回答がありました。
この文章の参照ページの紹介が、回答の一番下に表示されています。
でも、それまでの回答文に満足するほど、このリンク先を開く可能性は低くなります。
そのため「Google検索」と「Gemini」は別のサービスとして提供して、「Google検索」から「Gemini」への誘導ではなく、ブラウザーである「Chrome」から「Gemini」への誘導を狙っているのかもしれません。
そのための第一弾が Chrome のアドレスバーに半角「@」を入力して現れるメニューから「Geminiと話す」を呼び出すことができる機能を追加したのではないか、と解釈しています。
もしかすると今後、もっと分かりやすく Chrome に「Gemini」ボタンが追加され、サイドパネルで開くことができるようになるかもしれませんが、どこまで「Gemini」を押し出すのかはまだ分かりません。
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