エクセル(Excel)で「関数の挿入」ボタンとは

Excel で「数式バー」左の「関数の挿入」ボタンとは、「数式バー」および選択中のセルに関数を含む数式を挿入するためのボタンです。すでに数式が入力済みの場合は「関数の引数」の変更にも使われます。

Excel の「数式バー」には左端から右に「キャンセル」「入力」「関数の挿入」という 3つのボタンが並んでいます。

wd240828-01.png

それぞれ

  • キャンセル:「数式バー」で直前の編集をキャンセルして終了
  • 入力:「数式バー」を選択/編集中の数式を実行
  • 関数の挿入:「数式バー」に関数を挿入

といった操作をマウスでのクリックや指でのタップで実行できます。「入力」ボタンは以前、解説しています。

空白セルを選択した状態で「関数の挿入」ボタンをクリックすると、「数式バー」および選択中のセルの先頭に「=」記号が入力されると同時に「関数の挿入」画面がポップアップ表示されます。

wd240828-02.png

「関数の挿入」画面では一部分でもいいので関数の名前や、関数でこんなことがしたい、といったことを文字で入力して「関数の検索」をすると、結果が「関数名」一覧に表示されるので選択できます。

wd240828-03.png

あるいは「関数の分類」リストから希望する関数が含まれていそうな分類を選ぶことでも「関数名」一覧が表示されるので選択できます。

wd240828-04.png

希望の関数を選択すると「関数の引数」画面に切り替わり、選択した関数で使う値や範囲、文字列などを直接入力、あるいはシートのセルや範囲を選択して入力、結果も参考の上で「OK」ボタンで確定します。

wd240828-05.png

空白セルではなく、すでに関数を含んだ数式が入力済みのセルを選択した状態で「関数の挿入」ボタンをクリックすると、「関数の挿入」画面ではなく「関数の引数」画面がポップアップ表示されます。

wd240828-06.png

なので空白セルに「関数の挿入」ボタンで関数を含んだ数式の挿入をいったん確定したあとで、やはり引数の変更をしたくなったときにも「関数の挿入」ボタンをクリックすればいいというわけです。

これを踏まえて、長くなってもいいなら

「関数の挿入/引数の編集」ボタン

という名前にでもすれば、より分かりやすかったかもしれません。でも長いので「関数の挿入」なのは妥当です。

 

「関数の挿入」ボタンは「数式バー」左だけでなく、リボンで「数式」タブに切り替えた左端にもあります。

wd240828-07.png

でも、タブを切り替える手間などを考えると「数式バー」左のボタンのほうが使いやすいはずです。

あと「関数の挿入」にはショートカットキーもあります。

Shift + F3

wd240828-08.png

覚えられるならキーボード操作中には便利です。

記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。

スポンサーリンク

ご意見&コメント

パソコン用語解説」をご利用いただき、ありがとうございます。

「参考になった」「ちょっと違うかも?」というときは TwitterFacebookページを使ってご感想やコメントをいただけると嬉しいです!励みにもなりますし、必要に応じて情報の追加や修正もしてまいります。

 

同じカテゴリー「エクセル(Excel)」の用語解説

 

同じカテゴリー「エクセル(Excel)」のQ&A

 

同じカテゴリー「ショートカットキー」の用語解説

 

同じカテゴリー「ショートカットキー」のQ&A

関連した記事を検索

パソコントラブルQ&A」「パソコン用語解説」では関連Q&Aや用語解説を豊富に掲載中です。検索してみてください!

五十音順」インデックス

別サイトで「パソコン用語集」も公開しています。

過去の用語解説 (762 件)

編集長のプロフィール

編集長

:パソコン生活応援アドバイザー。「なにしろパソコン.com」サイト運営、メルマガ編集、セミナー講師からコラム・書籍執筆まで実績豊富!

「パソコン用語解説」では厳密さよりも、分かりやすさ、覚えやすさを優先しています。そのため強引なたとえを使ったり、編集長独自の見解も交えておりますのでご了承ください。解説の中でパソコンの設定や操作法を紹介していますが、お使いのバージョンなど環境によって違う場合があります。

また、本サイトを参考にしたパソコン設定、サイト閲覧、紹介したソフトウエアや機器の購入&使用、そしてトラブル対応やインターネット活用は『利用者の責任』でお願いします(免責事項)。