「拡張機能」はブラウザーに「インストール」して常駐させ、ページを移動や更新しても機能を継続利用可能です。「ブックマークレット」は常駐できず、現在のページで起動したときのみ機能が利用できます。
「拡張機能」も「ブックマークレット」も『ブラウザーに機能を追加するプログラム』という点では同じです。
最大の違いは「常駐」か「都度利用」かということでしょう。
- 「拡張機能」はブラウザーを開くと同時に起動して「常駐」させて使う
- 「ブックマークレット」は必要な都度起動して現在のページだけで使う
「拡張機能」のほうが毎回、起動しなくても使える点では手間がなくて便利ですが、数が増えてくると
- 常駐によってメモリーが消費される
- ほかの「拡張機能」と機能が重なって動作が不安定になる
- 悪質なプログラムや機能が隠されている
といった可能性も出てくるので注意が必要です。
そのため「拡張機能」は「Chrome ウェブストアのページ」で評価やユーザー数、「おすすめ」かどうか確認してからインストールすべきです。
評価が高くない「拡張機能」は導入を避けたほうが無難です。
インストール後も更新により問題が起きる場合もあるので「Chrome ウェブストアのページ」でバージョンや更新日も確認しておきます。更新があまりに古すぎるのも心配です。
さらに Chrome の「安全チェック」で削除することをお勧めされたら素直に従いましょう。
一方の「ブックマークレット」はインストールする必要がなく『必要なときだけ起動すればいい』ので無駄なメモリーの消費も少なく、都度利用なので他のプログラムとの競合も起こりづらく、プログラムの確認もしやすいので手軽に利用しやすいです。
都度起動は手間ですが、特定のページでたまに使う程度なら「ブックマークレット」で十分です。
「拡張機能」も「ブックマークレット」も、便利そうだと導入しても結局は不要だったり、機能的に不満があったりすると「拡張機能」はメモリーの、「ブックマークレット」は設置場所の無駄遣いとなります。
そのため定期的に確認して不要な「拡張機能」も「ブックマークレット」も削除や整理をすべきです。最終的には本当に便利で頻繁に使うものだけが残っていくことになるはずです。
※ 特にセキュリティの面から不要な「拡張機能」は削除すべきです。
このように一長一短あるので、使い方と機能、評価を確認してから導入しましょう。
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