「ブックマークレット」とは Webブラウザーの「ブックマークバー」などに追加して実行できる小さなプログラムのことです。改行のない文字列にまとめることで「ブックマーク」として保存できて簡単に起動できます。
Chrome や Edge など「Webブラウザー」で動作する「プログラム」を作成する言語のひとつに「JavaScript(ジャバスクリプト)」があります。
たとえば私の作成した Webアプリ「なにしろ電卓」も「JavaScript」を使ったプログラムで計算ができるようにしています。
通常「Javascript」で作るプログラムは命令文が何行もあるのですが、改行をなくし、ひとつの文字列になるよう加工することで Webブラウザーに「ブックマーク」として保存が可能になります。
この「ブックマーク」を「ブックマークバー」に追加すれば、ワンクリックで保存したプログラムを実行できる「ブックマークレット」になります。
たとえば先ほどの「なにしろ電卓」を起動できる「ブックマークレット」を作成して、公開しています。
「改行をなくし、ひとつの文字列になるよう加工したプログラム」というのはこんな感じです。
「ブックマークレット」は Webページ上に「リンク」形式でも公開できます。
▲上記リンクのクリックでも「なにしろ電卓」は起動します。
この「ブックマークレット」が埋め込まれたリンクを左ボタンでプレス、押したまま「ブックマークバー」までドラッグ&ドロップすると
「ブックマークバー」に「ブックマーク」として追加されて「ブックマークレット」となります。Chrome でも Edge でも同様の手順で追加できます。
この「ブックマークレット」をクリックすれば「なにしろ電卓」が別ウインドウで開いて、すぐ利用できます。
「ブックマークを編集」することで「ブックマークレット」の「名前」の変更や「URL」に保存されたプログラムの修正もできます。
「なにしろ電卓」が長ければ「電卓」としておけば十分でしょう。
もちろん「なにしろ電卓」以外にも様々な「ブックマークレット」があるので、便利だと思うものがあれば追加するといいでしょう。
「ブックマークレット」を使うことで、現在、開いているページをそのままの状態で、ちょっとしたプログラムを実行することができます。
ちなみに「ブックマークレット(bookmarklet)」という言葉は造語で、末尾の「let」は「小さいもの」という意味を作る英語の接尾語で、ブックマークを使った小さなプログラム、といったニュアンスです。
「パンフレット」や「リーフレット」、そして「小冊子」を意味する「ブックレット(booklet)」も末尾は「let」という同じ接尾語です。
「book」つながりで「bookmarklet」と造語したのかもしれませんね。
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