PowerPoint の「図形の結合」メニューとは

PowerPoint の「図形の結合」とは複数の図形を選択した状態にして適用することで「ひとつの図形にする」「重なった部分を切り抜く」「すべて分離する」などで新しい図形を作成できるメニューです。

PowerPoint で複数の図形を選択するとリボンに「図形の書式」タブが現れるので、

wd230117-01.png

 

選択してリボンを切り替えると左端に「図形の挿入」グループがあり、その右下に「図形の結合」ボタンがあります。

wd230117-02.png

 

「図形の結合」ボタンを選択するとメニューが現れ

  • 接合:複数の図形を1つにする
  • 型抜き/合成:複数の図形が重なった部分を抜いて1つにする
  • 切り出し:複数の図形が重なった部分で切り出して別々にする
  • 重なり抽出:複数の図形がすべて重なった部分だけ残す
  • 単純型抜き:最初に選択した図形から残りの重なった部分を抜く

から選んで適用できます。

具体的にはメニュー左の「2つの選択した円がどうなるか」アイコンを見ればおおよそ分かります。

また最終的に選択する前に、メニュー上の項目にマウスポインターを合わせると事前に実行後の結果を確認できます。

wd230117-04.png

 

ポイントは選択した順番で結果が変わることがあるという点で、特に「単純型抜き」は「最初に選択した図形」が残り、そのあと選択した図形と重なった部分が「型抜き」されることになります。

wd230117-05.png

 

さらに書式の違う複数の図形で「図形の結合」を実行すると、

wd230117-06.png

最初に選択した図形の書式(塗りつぶしの色や枠線の色や太さなど)に統一されます。入力された文字も最初に選択した図形のものだけ残ります。

wd230117-07.png

 

ただし複数の図形を囲むようにドラッグして選択した場合は、

wd230117-08.png

一番下に配置された図形が優先されるようです。

wd230117-09.png

言葉だけでは分かりにくいので、複数の図形を選択して、実際に各種「図形の結合」メニューを実行してみましょう。

wd230117-10.png

 

面白い図形の組合せで「型抜き」や「切り出し」をしてみると、新しい使い道を思いつくかもしれません。

wd230117-11.png

ちなみに「グループ化」とは違って、あとから「解除」はできません。その場でなら「元に戻す」ことも可能ですが、作業を終了すると元に戻せません。

元のオリジナル図形を失いたくないときは、別途、複製や保存をしておきましょう。

記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。

スポンサーリンク

ご意見&コメント

パソコン用語解説」をご利用いただき、ありがとうございます。

「参考になった」「ちょっと違うかも?」というときは TwitterFacebookページを使ってご感想やコメントをいただけると嬉しいです!励みにもなりますし、必要に応じて情報の追加や修正もしてまいります。

 

同じカテゴリー「パワーポイント」の用語解説

 

同じカテゴリー「パワーポイント」のQ&A

関連した記事を検索

パソコントラブルQ&A」「パソコン用語解説」では関連Q&Aや用語解説を豊富に掲載中です。検索してみてください!

五十音順」インデックス

別サイトで「パソコン用語集」も公開しています。

過去の用語解説 (762 件)

編集長のプロフィール

編集長

:パソコン生活応援アドバイザー。「なにしろパソコン.com」サイト運営、メルマガ編集、セミナー講師からコラム・書籍執筆まで実績豊富!

「パソコン用語解説」では厳密さよりも、分かりやすさ、覚えやすさを優先しています。そのため強引なたとえを使ったり、編集長独自の見解も交えておりますのでご了承ください。解説の中でパソコンの設定や操作法を紹介していますが、お使いのバージョンなど環境によって違う場合があります。

また、本サイトを参考にしたパソコン設定、サイト閲覧、紹介したソフトウエアや機器の購入&使用、そしてトラブル対応やインターネット活用は『利用者の責任』でお願いします(免責事項)。