「既定アプリ」とは特定の形式を持ったファイルやリンクを開くと優先的に起動するよう設定されたアプリのことで、中でも HTML 形式ファイルやサイトの URL を開くと起動するのが「既定ブラウザー」です。
(最終更新日:2023年12月16日)
「既定のアプリ」も「既定アプリ」も同じです。英語なら「Default Apps」。
たとえば「Excel」がインストールされたパソコンであれば、ファイル名の末尾に、その形式を示す拡張子として「.xlsx」が付いたファイルを開くと「Excel」が自動起動して開きます。
つまり、このパソコンで「.xlsx」形式ファイルに対する「既定アプリ(プログラム)」は「Excel」ということになります。
「プロパティ」画面の「プログラム」で「変更」ボタンで開く画面で「既定アプリ」以外のアプリで「.xlsx ファイル」を開き、既定の変更も可能です。
優先的に起動するので「優先アプリ」でもよさそうですが、優先されるよう「すでに設定されて(既定されて)いる」ので「既定アプリ」なのです。
あるいは Windows の「設定」画面を開き、「アプリ」-「既定のアプリ」画面でも「既定アプリ」を検索したり、設定の確認や変更が可能です。
同様に「.docx」形式ファイルに対する「既定アプリ」は「Word」といったファイル形式とアプリの「関連付け」がおこなわれているのです。
そんな中、サイトのページは「.htm」や「.html」形式のファイルで作成されていることが多く、
またサイトを開くためのリンクは「http」や「https」といったプロトコル(特定のルール)で記述されています。
なので、「.htm」や「.html ファイル」や「http」や「https」などで記述されたリンクを開くと起動するのが「既定ブラウザー」となります。
逆に「既定ブラウザーに設定」すると「.htm」や「.html」形式のファイル、「http」や「https」で記述されたリンクを開くと起動する「既定アプリ」に設定されるわけです。
一方、最近では主要なブラウザーで「.pdf」形式ファイル(PDF書類)を開くことが可能ですが、「既定ブラウザーに設定」の中に「.pdf」形式ファイルとの「関連付け」は含まれていません。
つまり「.pdf ファイル」を開くと「既定ブラウザー」が起動するようにしたいなら「.pdf ファイル」を開く「既定アプリ」 に「既定ブラウザー」と同じアプリを設定しておく必要があります。
多くの場合、新しいアプリをインストールするときに、そのアプリで開くことのできる主要なファイル形式の「既定アプリ」となるように自動的に設定されることがあるのでインストール時は注意が必要です。
※インストール中に選択できるアプリもあります。
もちろん、そのアプリ固有のファイル形式なら「既定アプリ」に設定されても問題ありませんが、多くのアプリで開くことが可能な形式のファイルも「既定アプリ」として自動変更される場合があります。
そんなときも「設定」の「既定アプリ」で個別に設定、変更ができます。
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