「アクセシビリティ」とは「利用しやすさ」といった意味の用語で、パソコンやスマホを含め、様々な機器やサービスを誰でも利用できるように用意された様々な工夫や設定、支援アプリなどを指しています。
「アクセシビリティ」は英語で「Accessibility」となり、「アクセス(access)」+「~できる能力(ability)」ということでマイクロソフトでは「"アクセスできる" ための技術や活動」と定義しています。
類似した用語に「ユーザビリティ(Usability)」があり、こちらも「使う」という意味の「ユーズ(use)」に「ability」を付けた言葉で、日本語にすればやはり「使いやすさ」という意味になります。
「ユーザビリティ」が『一般利用者(User)が使いやすく』であるなら、「アクセシビリティ」は『誰にでも使いやすく』であり、より広くすべての人に利用してもらえることを目指していると言えます。
Windows 11 には「設定」項目のひとつに「アクセシビリティ」があり、ショートカットキー
- Windows + U
を使えば一発で開くこともできます。
この「U」は「ユーザビリティ(Usability)」の頭文字で覚えておけば忘れないでしょう。
Windows 10 では同じ「Windows + U」で開くのは「簡単操作(Easy of Access)」ですが「アクセシビリティ」と同様な意味合いです。
Windows 11 の「アクセシビリティ」設定には「視覚」に関するものが多く、「テキストのサイズ」「視覚効果」「拡大鏡」など画面や動作を見やすくする設定やツールが用意されています。
さらに「視覚」以外にも「聴覚」「操作(触覚)」といった感覚をフル活用して「利用しやすさ」の向上を目指しています。
「字幕」「音声認識」「音声合成」など様々なツールが利用者に提供されています。
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