「境界線のないマウス」とは、Windows 機能強化アプリ「Microsoft PowerToys」のツールで、「PowerToys」を導入&起動後に機能を有効にした複数のパソコンをつなぎ、マウスとキーボードを共用できます。
「Microsoft PowerToys」については以下も参考にしてください。
その「PowerToys」機能のひとつが「境界線のないマウス」です。「Microsoft Learn」サイトの説明ページでは「Mouse without Borders」の自動翻訳がおかしく「罫線のないマウス」になっています
ですが「PowerToys」設定画面では「境界線のないマウス」です。
マウスとキーボードを共用したいパソコンすべてに「PowerToys」をインストールして、起動後に「PowerToys の設定」画面で「境界線のないマウス」を選択して「アクティブ化」項目を「オン」にします。
※すべてのパソコンが「家庭内LAN」でつながっているのが前提です。
その上で、どれか 1台のパソコンで「境界線のないマウス」設定画面の「暗号化キー」項目にある「新しいキー」ボタンを押し、現れた「セキュリティキー」と「このデバイスのホスト名」をコピーします。
残りのパソコンでも「境界線のないマウス」設定画面を開き「暗号化キー」項目で「セキュリティキー」と「デバイス名」の入力ボックスに先ほどコピーしたものを貼り付けて「接続」ボタンを押します。
これで「境界線のないマウス」設定画面の「デバイスのレイアウト」にそれぞれのデバイス名が表示されるので接続完了です。
「境界線のないマウス」設定画面でさらに細かい設定ができます。
ですが、まずは複数台のパソコン(最大 4台)でマウスとキーボードの共用ができるようになったのを確認してみましょう。
どれかひとつのマウス操作で、マウスポインターを境界線を通過して複数のパソコン間を移動させることができ、ひとつのキーボード操作で複数のパソコンをまたいで入力や「コピペ」操作などができます。
以前から「複数台のパソコンを一組のキーボードとマウスで操作」できるアプリはあり、「Sチェンジャー」を紹介したこともあります。
- 複数のPCを共通マウス&キーボードで操作するフリーソフト
パソコントラブルQ&A(2008/4/9)
それでも「PowerToys」は Microsoft が公式に提供しているアプリで、より安心して導入できるので動作を検証して取り上げました。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。