Officeアプリの操作ツール「リボン」とはアプリ画面上部に配置され、操作の「コマンド」を「タブ」で分類し、「グループ」で分けて並べた「コマンド」のボタンやメニューを表示・操作する横長の領域のことです。
「リボン」は 2007年末に Office 2007 から導入されました。
- Office2007 で「メニュー」をやめて採用された「リボン」とは(2012/3/21)
それまでは「ファイル」「編集」「表示」などの「メニュー」をたどる「メニューバー」と、その下によく使うコマンドボタンが並ぶ「ツールバー」が用意されていました。
その「メニューバー」と「ツールバー」を融合したような「コマンド」の操作ツールが「リボン」なのです。
「メニュー」は文字による「コマンド」のリストですが、「リボン」は「コマンド」をボタン中心にして並べています。
「リボン」は「タブ」と「グループ」によって、よく使う「コマンド」を分類して一覧表示することで、必要なときに見つけやすく、操作しやすくしています。
たとえば「コピー」コマンドは、「リボン」を「ホーム」タブに切り替え、その中の「クリップボード」グループ内にあります。
「タブ」「グループ」「コマンド」について説明すると
- タブ:「リボン」の上部に横並びで配置され、アプリの主要な「コマンド」を「タブ」分類して、「タブ」をクリックすると属する「コマンド」ボタンが一覧表示される
- グループ:「タブ」で一覧表示された「コマンド」をさらに分類して、たとえば「ホーム」タブなら「クリップボード」「フォント」「配置」などに属する「コマンド」を枠に囲んでまとめている
- コマンド:操作命令をボタンにすることで使いやすくしたもので、特によく使われるものはひと目で分かるアイコンにしたり、表示サイズも大きくしたり、と工夫されている
「タブ」や「グループ」による分類項目や「コマンド」自身も Officeアプリで共通するものも多く、アプリごとにすべてを覚える必要はありません。
アプリ特有のものを追加で覚えていく感じでいいでしょう。
実際の操作については以下の記事も参考にしてください。
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