Windows 11 版「メモ帳」に、ひとつのウインドウで複数のページを同時に開き、各ページ上部の出っ張った部分を選択すると、最前面に選択ページが表示され、編集できる「タブ」機能が追加されました。
長年、新しいページを開くたびにウインドウが増えていた「メモ帳」に「タブ」機能が導入されたのは画期的です。
「メモ帳」の「タブ」が複数ある場合、ドラッグ(引きずる)操作で移動させ、並び順を変えたり、
ウインドウ外で別ウインドウにしたり、
別ウインドウに「タブ」を移すこともできます。
「メモ帳」の「タブ」機能では「タブ」の部分にファイル名が表示されますが、「新しいタブの追加」をして
「新しいタブ」を開くと「タイトルなし」と表示されます。
そんな「新しいタブ」ページで一行目に入力すると、それがタイトルとして表示されます。
ファイル名がなく、タイトルが付いた状態で「保存」「名前を付けて保存する」を実行すると、そのタイトルが保存するファイル名の候補として表示され、そのままテキストファイルとして保存もできます。
つまり「新しいタブ」を開いたあと、最初の行にファイル名にしたい文字列を入力して改行することで、簡単なメモにタイトルを付け、テキストファイルにして保存できるので「メモ帳」らしく使えます。
ちなみに「タブ(tab)」には「つまみ」「ふた」「ツメ」などの意味があり、紙の書類でも仕切りに分類名などが書かれている出っ張った部分も「タブ」と呼ばれており、そのデジタル版といったところです。
キーボードの「Tab」キーの「タブ」には別の意味(Tabulator)があります。
「タブ」機能は主要ウェブブラウザーにも搭載されているので、その使い方や利便性はおなじみです。
現在、Windows 10 版「メモ帳」に、この「タブ」機能は追加されていません。この機能が OS に依存しているとは思えないので、便利な機能として Windows 10 版にも追加して欲しいです。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。