「イマーシブ(immersive)」とは「没入感のある」といった意味で、「イマーシブ リーダー」とは、読むことに没入できる(集中して読める)ようにページの必要な部分だけを残して読みやすく表示する機能です。
たとえば Word の「表示」タブには「イマーシブ」グループがあります。
その中に「フォーカス」と「イマーシブ リーダー」機能があります。
「フォーカス」を選択すると、タイトルバーやリボンが非表示となり、編集中のページの周囲は黒く表示されます。
これでページ編集に集中(フォーカス)して取り組める(没入できる)というわけです。
「イマーシブ リーダー」を選択すると、こちらも編集中のページがシンプルで読みやすいレイアウトで表示されます。
また「音声読み上げ」機能でページ上の文章を人工音声で自動的に読ませることもできます。
「イマーシブ リーダー」を終了するときは「イマーシブ リーダーを閉じる」を選択します。
Microsoft Edge にも「イマーシブ リーダー」機能があり、ページを文字中心の表示に切り替えて読みやすいレイアウトで表示できます。
さらに「イマーシブ リーダー」の上部に表示されるメニューから「音声で読み上げる」機能を開始できます。
開始すると画面全体がグレイ表示され、「音声で読み上げる」場所だけグレイでなくなります。
「音声で読み上げる」機能は「イマーシブ リーダー」の状態でなくても使えますが、そのときはグレイ表示がありません。
なので「イマーシブ リーダー」を使ったほうが「音声で読み上げる」機能に集中(没入)できるというわけです。
ほかにも「メタバース」や「ゲーム」の世界にどっぷりと入り込んで(没入して)楽しむことを表現するときにも「イマーシブ」という言葉が使われることがあります。
辞書によると『没入感』とは『他のことが気にならなくなるほど、ある対象や状況に意識を集中している感じ』とのこと。
なるほどです。
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