Word には文書をすぐ作成できるように、様々な用途別のデザインや書式設定でできた元ファイル「テンプレート」が用意されていますが、利用者が作成、編集保存したものが「カスタムテンプレート」です。
「テンプレート」という用語についてはすでに解説しています。
Word にもアプリとして最初から各種「テンプレート」が用意されており、さらに専用サイトからもダウンロードして利用できます。
それでも、自分の用途にズバリのテンプレートは多くありません。
そこで利用者が編集したり、ゼロから作成した Word文書で、何度も再利用できるようにしたファイルが「カスタムテンプレート」です。
通常の「Word文書(*.docx)」を「Wordテンプレート(*.dotx)」形式で保存することで作成できます。
「Wordテンプレート」形式ファイルは初期設定では「ドキュメント」フォルダー内「Office のカスタムテンプレート」フォルダーに保存されます。
この「Wordテンプレート」ファイルを開くと元のファイルとは別にテンプレートが複製された「文書1」といった新しいファイルが作成されます。
これを編集、保存しても元ファイルではないので、うっかりテンプレートを編集して上書き保存してしまう、といったことを防ぐことができます。
作成したファイルを「Wordテンプレート」形式で保存するには「F12」キーなどで「名前を付けて保存」画面を開くとやりやすいです。
「ファイルの種類」で「Wordテンプレート(*.dotx)」を選択して「保存」するだけです。
もちろん Word だけでなく Excel や PowerPoint など Officeアプリには、それぞれにテンプレート用のファイル形式が用意されており、
同様に「カスタムテンプレート」として保存、再利用できます。
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