「名前を付けて保存」と「コピーを保存」の違いとは

Word や Excel など Microsoft のアプリでファイルを保存する場合、「上書き保存」と「名前を付けて保存」がありますが、「自動保存」機能がオンになっている場合は「コピーを保存」だけになっています。

wd221123-01.png

まず最初に「自動保存」機能がオンということは、

wd221123-02.png

編集したファイルは定期的に自動更新(上書き保存)されるため、手動で「上書き保存」する必要がないので項目もなくした、ということなのでしょう。

 

次に「名前を付けて保存」が「コピーを保存」に名称変更された理由ですが、以下の公式ページに参考になる記述があります。

多くの人はファイルでの作業に慣れていて [名前を付けて保存] を使用して、変更をオリジナルではなくコピーに保持しています。しかし、自動保存機能をオンにすると、変更はオリジナルに継続的に保存されます。

そのため、変更をオリジナルではなくコピーに適用する場合は、変更を加える前に [コピーの保存] を使用することをお勧めします。

つまり「名前を付けて保存」というのは

  • 元のファイルを編集したあと、上書き保存したくないときに別の名前を付けて保存することで、元のファイルは編集されずに残る

ということを目的にした操作だったわけです。

wd221123-03.png

ところが「自動保存」機能がオンということは、元のファイルを編集すると自動で更新(上書き保存)されてしまうので、ファイルを保存するときは常に「同じ内容のものをコピーする」ことになるのです。

要するに「自動保存」機能がオンなら、編集後に「名前を付けて保存」しても手遅れなので、最初に「コピーを保存」してから編集することを促すためにも名称を「コピーを保存」にした、ということなのでしょう。

 

ややこしいのは「コピーを保存」画面で「参照」ボタンを選択すると、

wd221123-05.png

以前と同じ「名前を付けて保存」画面がポップアップすることです。

wd221123-06.png

まあ、このあたりがマイクロソフトらしいといえばそれまでですけど。

記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。

スポンサーリンク

ご意見&コメント

パソコン用語解説」をご利用いただき、ありがとうございます。

「参考になった」「ちょっと違うかも?」というときは TwitterFacebookページを使ってご感想やコメントをいただけると嬉しいです!励みにもなりますし、必要に応じて情報の追加や修正もしてまいります。

 

同じカテゴリー「オフィス(Office)」の用語解説

 

同じカテゴリー「オフィス(Office)」のQ&A

関連した記事を検索

パソコントラブルQ&A」「パソコン用語解説」では関連Q&Aや用語解説を豊富に掲載中です。検索してみてください!

五十音順」インデックス

別サイトで「パソコン用語集」も公開しています。

過去の用語解説 (762 件)

編集長のプロフィール

編集長

:パソコン生活応援アドバイザー。「なにしろパソコン.com」サイト運営、メルマガ編集、セミナー講師からコラム・書籍執筆まで実績豊富!

「パソコン用語解説」では厳密さよりも、分かりやすさ、覚えやすさを優先しています。そのため強引なたとえを使ったり、編集長独自の見解も交えておりますのでご了承ください。解説の中でパソコンの設定や操作法を紹介していますが、お使いのバージョンなど環境によって違う場合があります。

また、本サイトを参考にしたパソコン設定、サイト閲覧、紹介したソフトウエアや機器の購入&使用、そしてトラブル対応やインターネット活用は『利用者の責任』でお願いします(免責事項)。