「Text Extractor」とは Windows 機能強化プログラム「Microsoft PowerToys」のひとつで、画面上の選択範囲を画像データとして取得して、その中の文字をテキスト化してクリップボードに保存できます。
要するに画面をスクリーンショットした画像を「OCR」するツールです。
「クリップボード」に保存することで、すぐ利用できるのは便利です。
「Microsoft PowerToys」については以下も参考にしてください。
その「PowerToys」に 2022年9月、バージョン 0.62 から追加された新機能のひとつが「Text Extractor」です。
無償でインストール、バージョンアップができます。
「Text Extractor」は初期設定のままなら専用のショートカットキー
Windows + Shift + T
で起動状態になります。キーの組み合わせは設定で変更も可能です。
起動すると画面全体が灰色のフィルターに覆われ、同時にカーソルが十字型になります。
このカーソルを移動させ、テキスト化したい範囲を四角で囲むように四隅の一箇所で左ボタンを押し、対角線方向にドラッグします。
これで選択された範囲だけフィルターが切り抜かれたようにはっきり見えるようになり、狙った範囲が選択できたら左ボタンを離すことで画像データとしての取り込み(キャプチャー)が実行されます。
取り込むと同時に画像としての文字をテキスト化してクリップボードに保存されるので「Windows + V」で結果を確認したり、「Ctrl + V」でテキストエディターなど各種アプリに「貼り付け」ができます。
結果として英単語で変換ミスがあり、テキスト化した日本語の文字間には不要な半角スペースが挿入されることも多いようです。
※ r が 「 に変換されるというのは、かなりつらいです。
とりあえずテキストエディターで半角スペースを検索して、スペースなしに置換してみましたが、余分な手間です。
まだまだ開発中という感じですが、コピーできない画面上の文字をテキスト化したいときに使えそうなので、今後の改良に期待しています。
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