「OCR」とは、カメラで撮影した写真やスキャナーで取り込んだ画像のデータから、その中に含まれる印刷された文字や手書き文字の情報を解析してデジタル化(テキストデータに変換)する技術のことです。
「OCR」は「Optical Character Recognition」の頭文字を並べた用語で、「Optical」は「光学(光を利用した技術)」、「Character」は「文字」、「Recognition」は「認識」といった意味があります。
カメラやスキャナーなど「光学機器」で読み取った(スキャンした)画像データから「文字」を「認識(解読)」して、コンピューターでも扱えるテキストデータに変換する技術というわけです。
かつては「スキャナー」という高解像度な専用装置を使って、原稿や写真から画像データを読み込んで、「スキャナー」に付属したソフトの「OCR」機能を使ってテキストデータに変換するのが一般的でした。
ところがスマホの普及などで誰もが手軽にデジタルカメラで撮影でき、さらにその解像度が飛躍的に向上したこともあり、専用スキャナーでなくても、スマホで撮った写真でも「OCR」できるようになりました。
そんな「OCR」機能を持つフリーのスマホ用アプリも入手できますが、その中に「Google Lens」や「Microsoft Lens」も含まれています。
ただし、用語としては「OCR」を使わないで「手書きを変換」「テキストをスキャン」などと表現する場合も多いです。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。