特殊キー、特に「Alt」キーを押しながら特定の文字や数字のキーを同時に押すことでパソコンを操作するキーを「アクセスキー」、そのキーが何か伝える小さな表示を「キーヒント」と呼ぶことがあります。
通常、文字や数字のキーを押すと、当然、該当する文字や数字が入力されますが、たとえば『「Alt」キーを押しながら』であれば入力はおこなわれず『本来とは違う意味を持たせる』ことができます。
このとき、一緒に押すキーのこと、あるいは「Alt」キーとの組み合わせを含めて「アクセスキー」と呼びます。キーの組み合わせについては「ショートカットキー」「キーボードショートカット」という用語も使われます。
そんな「アクセスキー」ですが、どの文字や数字が、どの操作に対応しているかは数が多いと覚えるのが大変ですし、間違えると面倒です。
そこで、たとえば「Alt」キーを押している間に小さな表示が現れて、一緒に押すべきキーを教えてくれるのが「キーヒント」ですが、有名なのは Microsoft Office のアプリで表示されるものです。
Office のヘルプによると英語では「KeyTips」です。統一して欲しいところです。
たとえば Excel で表を開いた状態で「Alt」キーを少し長めに押すと黒くて小さい四角形の「キーヒント」が現れます。
そして表示されたキー(アクセスキー)を押せば、対応したメニューやアイコンの選択や操作の実行ができます。何度か押して一段、詳しいメニューを操作できることもあります。
「Alt」キーを押し続けなくても、途中で放しても、あるいは「Alt」キーをポンと押すだけで「キーヒント」が表示されたままになります。
それから Office のアプリの場合は「F10」キーでも代用できます。
表示されたキーを押して実行するもよし、使わなければ再度「Alt」や「F10」キーを押すと表示は消えます。ほかの操作、たとえば適当なセルをクリックしても「キーヒント」表示は消えます。
そんな「キーヒント」を「らくらく検索」でも採用しました。ショートカットキー操作が使いやすくなっています。
ぜひ一度、お試しください。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。