「ハイビジョン」とは、一定の基準を超えた高精細度の放送やテレビに用いられる言葉で、対応するテレビの解像度は 1280x720 以上で、最大の解像度 1920x1080 を満たすのが「フルハイビジョン」です。
「ハイビジョン」は「NHK放送技術研究所」が より高精細でワイドな次世代テレビを目指して研究開発していた「高品位テレビ」を実用化するときに命名した名前です。
テレビ放送がアナログからデジタルに移行した歴史もあって「ハイビジョン」の「解像度」による定義は明確ではありません。
「ハイビジョン」を「HD」と表記することもありますが、英語で「High Definition」の頭文字です。
一般的に「HD」の解像度は 1280x720 ですが「ハイビジョン」「HD」と称されるテレビの解像度が 1366x768 のこともあって混乱します。
そして「ハイビジョン」の最大解像度(1920x1080)となる「フルハイビジョン」は「フルHD」「Full HD」「FHD」などと表記されています。
ここまでを図にまとめると、こういうことになります。
現在、販売中のテレビでは 32型以下は「ハイビジョン」、40型以上は「4K」が主流で、「フルハイビジョン」はその中間(32~40前後)で採用されています。
この中で「ハイビジョン」として市販されているテレビの解像度は 1366x768 となっています。
1366x768 は「1280x720 以上、1920x1080 未満」なので「ハイビジョン」に分類されています。
現在、テレビで 32型以下は「ハイビジョン」が多く、普通のテレビ鑑賞なら細かい文字もないので「フルハイビジョン」の必要はないのでしょう。
一方、パソコン用液晶ディスプレイで 24型前後は解像度 1920x1080 という「フルHD」の製品が中心で1万円台で十分な製品が購入できます。
そのため液晶テレビをパソコンにつないで使いたいのであれば、仕様で解像度をよく確認しましょう。細かいパソコン操作には「フルHD」以上が望まれます。
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