エクセルの「白黒印刷」「簡易印刷」とは、「シート」の「印刷」で『白黒でも見やすく印刷するための設定』と『グラフや図形、画像を除外してセルや表のデータだけを印刷する設定』のことです。
「白黒印刷」「簡易印刷」の設定は、「ファイル」タブで「印刷」を選択、あるいは「Ctrl + P」で「印刷」画面を開いておこないます。
「印刷」画面に「設定」項目があり、一番下に「ページ設定」のリンクがあるので選択すると「ページ設定」画面が開きます。
「ページ設定」画面の「シート」タブで「印刷」項目に「白黒印刷」「簡易印刷」があるので、それぞれオンにすることで適用されます。
「白黒印刷」や「簡易印刷」を適用することで、どんな印刷になるかは「ページ設定」画面を「OK」にすると「印刷」画面に戻って右に表示される「印刷プレビュー」によって印刷する前に確認できます。
以下の画面は「白黒印刷」はオンで「簡易印刷」はオフです。
エクセルの「白黒印刷」ではなく、プリンターの印刷設定でも「黒」インクだけの印刷は可能ですが、その場合、色分けしたグラフなどが印刷物を見ただけでは区別できなくなる可能性があります。
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そこでエクセルの「白黒印刷」をオンにすると、色分けしたグラフは網掛けパターンに変換され、印刷しても違いが判別しやすくなります。
グレイだった枠線なども。しっかり見えるようになります。
ほかにも文字が白抜きのセルは背景色がなくなっても黒い文字となり、デザイン的にもシンプルな表とグラフとなって印刷できます。
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エクセルの「簡易印刷」では、グラフや図形、画像、セルの背景色を除外してデータのみの表を印刷できます。
ただし、グラフや図を表の間に埋め込んでいると、空白ができて見た目が間延びします。
そんな場合は「簡易印刷」ではなく、印刷したい表だけ部分選択して「印刷」の「設定」で「選択した部分を印刷」する方法もあります。
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また、表に文字が白抜きのセルがある場合、
「簡易印刷」にすると背景色がなくなり、文字が見えなくなります。
そんなときは「白黒印刷」も同時にオンにすると印刷できます。
いずれにしても「印刷プレビュー」をチェックして、最も希望に合う状態になる設定にしてから最終的に印刷するといいでしょう。
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