「フリーハンド」とは、定規やコンパスなどを使わずに図を描くことであり、パソコン用語では「お絵かき」系のソフト、ほかにも「図形挿入」操作で、自由に線を描く機能を「フリーハンド」と呼んでいます。
たとえば「PowerPoint」でスライド上に自由な線を追加したいときは「挿入」タブの「図」グループで「図形」を選び、「線」グループの中から「フリーフォーム:フリーハンド」を選択します。
「フリーハンド」を選択して、マウスの左ボタンを押して、そのまま「ドラッグ」する、あるいはタッチパネルでタッチした指先を動かすと、その動きをなぞるようにスライド上に自由な線や文字を描くことができます。
「フリー(free)」にはもちろん「無料」という意味もありますが、「自由」あるいは「束縛・制約がないこと」といった意味もあるので「フリーハンド」は「自由に手描きする」という意味合いになります。
「自由に」では漠然としているので「goo国語辞書」で調べたところ
- 定規やコンパスなどを使わずに図を描くこと
freehand(フリーハンド)の意味 - goo国語辞書
と定義されていました。なるほど、このほうがイメージが湧きます。
ほかにも「フリーハンド(freehand)」には「自由裁量」という意味もあり、仕事などで予算や納期などの制約に縛られず取り組める状態を「フリーハンドが与えられた」のように表現することがあります。
一方、似ているけど違う意味の用語に「ハンズフリー」があります。
こちらは「両手が自由に使える状態」のことです。
そこから、従来は手で持ったり、操作したりするのが一般的な道具や機器を手を使わず、それ以外の手段で扱えるようにした、という意味にも使われています。
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