「クラウドファンディング」とは、ネットを通じて不特定多数の人々から資金を調達する仕組みで、発案者が出資を募り、目標金額を超えれば実施して、成果を出資者に返礼するなど様々な「型」があります。
「クラウドファンディング」の英語は「crowdfunding」で、「crowd」には「群衆」という意味があります。
一方、よく耳にする「クラウドサービス」の「クラウド」は「cloud」という違う単語で「雲」という意味です。
つまり「インターネット」を「雲」にたとえた表現でした。
「クラウドファンディング」もインターネットの力を借りて普及しましたが、こちらの「クラウド」は「cloud」ではなく「群衆」の「crowd」で、
『不特定多数の「群衆(crowd)」から「資金調達(funding)」する仕組み』
という意味で単語を組み合わせた造語です。カタカナの「クラウド」だけでは「crowd」と分からないのがいやらしいです。
「クラウドファンディング」の例で分かりやすいのは商品開発で、新商品の開発や製造資金を得るために提案して、魅力を感じた出資者がお金を出して完成した商品を返礼品として受け取る形です。
たとえば、こんなユニークなキーボードがプロジェクトとして提案されており、目標金額を大幅に超えた十分な資金を集めています。
新製品だけでなく、既存製品のプロモーションや改良版の開発販売にも利用されています。
これを「購入型」として、返礼品のない「寄付型」、配当を得る「投資型」、利息を得る「融資型」などに分類することもあります。
詳しくは国内最大級の「クラウドファンディング」サイトである「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」の解説がよくできています。
ほかにも日本では「READYFOR」「Makuake」などが有名です。
それぞれ、どんなプロジェクトがあるか較べてみるだけでも面白いです。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。