「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、デジタル技術によって業務やビジネスを変革することであり、AI や 5G など従来の常識を覆すほどの影響を与える技術革新への適応が求められています。
「デジタルトランスフォーメーション」は「Digital Transformation」という綴りなので単純に省略すれば「DT」ですが、そうではなく「DX」と略されていることに違和感があります。
これは「trans-」には「超えて」「横切って」といった意味があり、「across(cross)」にも同様の意味があるため「cross」の省略で使われるアルファベット「X」が「Trans-」の略にも使われているためです。
まるで連想ゲームですね。
このあたりは耳に新しい用語を使うことで注目を集め、一種の流行語にして概念を広めて普及させようという意図が見え隠れしますが、いずれにせよデジタルによる変革が加速していくのは間違いありません。
とはいえ一般のパソコン利用者にはかなり縁遠い用語ですが、新聞や書籍でも目にするようになり、企業などが取り組む中で、その従業員や利用者も知っておいてよい用語かと思って取り上げてみました。
もう少し「DX」について知りたければ以下の経済産業省の資料が参考になるかもしれません。
- 「DX 推進指標」とそのガイダンス:経済産業省(PDF:2019年7月)
この中で「DX」の定義も紹介されています。
- 企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
かなり概念的なので、実際に企業や業務に落とし込めるかが問題です。
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