「グラフィックボード」とは、パソコンに組み込んでディスプレイに画像や動画を表示させるための部品です。そのボード内で画像処理の計算をする部品が「GPU」で、そのための専用メモリーが「VRAM」です。
「GPU」は「Graphics Processing Unit」の略で、グラフィック専用の「CPU」みたいなもので、「VRAM」は「Video RAM」の略で、これもグラフィック専用の「メモリー(記憶装置)」というわけです。
通常はマザーボードの増設カード用スロットに挿して、ディスプレイにつなぐ出力端子が追加されます。
ちなみに「グラフィックボード」は英語で「graphics board」なので「グラフィックスボード」と表記されたり、また「グラフィックカード」や「ビデオカード」と呼ばれることもありますが、役割は同じです。
※「VRAM」は「ビデオメモリー」「GPUメモリー」とも呼ばれます。
「グラフィックボード」は市販のパソコンには搭載されていないことも多く、その場合はパソコンの「CPU」に「GPU」が内蔵されていたり、さらに「メモリー」の一部を「VRAM」として兼用していたりします。
一方で「3D」など、高度な画像処理が必要なゲームを快適に表示するには「グラフィックボード」の搭載が不可欠で、「ゲーミング PC」には処理能力の高い「グラフィックボード」が搭載されています。
高性能の「グラフィックボード」は消費電力も発熱も多いので「冷却用ファン」が欠かせず、見た目はごつくなります。
今後、動画を使ったサービスやアプリがますます高度化していくと、一般の利用者でもパソコン購入時に搭載の「グラフィックボード」をチェックするのが当たり前の時代が来るかもしれません。
「なにしろパソコン」では記事内に Amazon や 楽天 が販売する商品へのリンクや画像を掲載することがあり、そのアフィリエイトリンクを経由して商品の購入があったときに販売元から広告収入を得る場合があります。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。