コンピューター用語で「レガシー」とは

コンピューター用語で「レガシー」とは、新しい技術や製品の登場によって使われなくなった、あるいは古くなったのに使われ続けている従来のシステムやデバイスのことで、形容詞としても使われています。

「レガシー(legacy)」は英語で「遺産」の意味がありますが、「時代遅れのもの(負の遺産)」のニュアンスで使われることもあります。

つまり新しくしたほうがメリットが大きいのに、交換にコストや時間がかかる、使い慣れた利用者がいる、といった理由で生き残っているシステムやデバイスのことを揶揄するのにも使われたりします。

 

そういう意味では「Internet Explorer」はもう立派な「レガシー」であり「レガシーブラウザー」といってもいいでしょう。

もちろん、純粋に「従来型」という意味で使われることもあります。

 

2020年に「新しい Microsoft Edge」が登場しましたが、それまでの「Microsoft Edge」は英語で「Microsoft Edge Legacy(レガシ)」、日本語で「従来の Microsoft Edge」あるいは「従来版」と訳されています。

 

ほかにも過去のものとなった「フロッピーディスク」など、広く普及していたのにすっかり使われなくなった製品も「レガシー」あるいは「レガシーデバイス」と呼ばれることがあります。

「フロッピーディスク」は現在でもパソコンで使用可能です。しかし、最大でも 1.44MB の記憶容量では実用的ではないため「レガシーデバイス」となって使命を終えています。

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