「ソーシャルディスタンス」とは、新型コロナ感染を防ぐために提唱されている取り組みのことで、人と人との距離を 2 m 以上確保して、飛沫感染を避け、人の密集・密接状態を作らないための方策です。
距離は国によっても少し違うようですが、厚生労働省の資料では「少なくとも 2m 以上の距離」といった表現になっています。
もちろん新型コロナ感染を防ぐには「誰とも会わない」のが一番有効ですが、どうしても人と一緒にいるのが避けられない状況では
- 互いに手を伸ばして届かない十分な距離(2m 以上)を取りましょう
ということです。
英語の意味は「ソーシャル」が「社会的な/社交的な(social)」で「ディスタンス」が「距離(distance)」なので、「ソーシャルディスタンス」は直訳すると「社会的距離」となります。
でも「社会的距離」では何のことかイメージしにくいので、たとえば「社交的」は「人付き合いがうまい」という意味でも使われるので、いまの新型コロナ感染が拡大している状況において
感染を避け、人とうまく付き合うための距離
と考えてみてはどうでしょう?
同様の意味で「ソーシャルディスタンシング」という用語を使う報道や記事もあり、 これを「対人距離の確保」と訳していることもあります。
日本人にはカタカナ用語より、この日本語訳のほうがストレートで分かりやすいかもしれません。
◎追記(2020/4/23)
最近では「social(社会的)」ではなく「physical(身体的)」な距離としたほうがよい、という主張が出てきたので「physical distancing(フィジカルディスタンシング)」という言葉にしよう!となってきています。
日本語では「身体的距離の確保」なのだそうです。やれやれ...。
パソコンやインターネットとは関係のない「ソーシャルディスタンス」ですが、全国に「緊急事態宣言」が出された状況(2020/4/15 現在)のいま、不要不急のパソコン用語よりも重要なので取り上げました。
わずかでも新型コロナ感染対策の参考になれば幸いです。
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