「Unicode(ユニコード)」とは、様々な「文字」をコンピューターやインターネットで扱えるように(「絵文字」も含む)「文字」ひとつひとつに固有の「コード」を割り振った「文字コード」の国際的な標準規格です。
たとえば膨大な数がある漢字にも、ひとつずつコードを割り振ることで、パソコンやスマホからインターネット経由で漢字を含むデータを送受信したり、画面表示したりできるのです。
「Unicode」で表現できる文字は徐々に追加され、コードは拡張され、その中に「絵文字」もあり、固有のコードが割り振られて規格化されたため、パソコンやスマートフォンでも共通で使えるようになったのです。
もちろんコードの割り振られた文字を使用するには、デバイスが Unicode に対応して表示用のフォントを用意している必要があります。
Unicode ではなく、デバイスやアプリ固有の「絵文字」は他の機種やサービスでは表示されなかったり、違うものに置き換わる場合もあるので注意が必要です。
なお、「Unicode」で表現できる文字は Windows PC なら「IMEパッド」の文字一覧で確認、入力できます。
- 「IME言語バー」を右クリック、メニューから「IMEパッド」を選択
- 左に並ぶアイコンから「文字一覧」を選択
- 「文字カテゴリー」の「Unicode」のフォルダーを確認
たとえば「Unicode(基本多言語面)」のフォルダーには様々な言語の文字カテゴリーが確認できます。
※ ただし、パソコン表示に使用中のフォントが対応していない文字は表示されません。
そして「Unicode(基本多言語面」に納まりきらない文字コードが「Unicode(追加多言語面)」に分類されています。
その「Unicode(追加多言語面)」フォルダーの最後のほうに「絵文字」「顔文字」「交通/地図記号」などが納められているのが分かります。
表示された一覧から使いたい絵文字をクリックして入力することも可能です。
Windows 10 では「絵文字」の一覧をショートカットキー「Windows + .(ピリオド)」で呼び出せるようになりました。
今後、さらに「絵文字」が普及するかもしれません。
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