「高速スタートアップ」とは、Windows 8 以降 Windows 10 でも採用されている機能で、有効にした状態でパソコンを「シャットダウン」すると、次に電源を入れたときの起動時間が無効時より速くなります。
仕組みとしては「シャットダウン」の前に、パソコンのパーツや周辺機器を動かしているドライバーなどの情報をファイルに記録保存をします。
そして次に電源を入れたとき、前回、記録保存しておいた情報ファイルを読み込むことで、より高速にパソコンと周辺機器を起動できるのです。
一方、「シャットダウン」の前に記録したドライバーなどの情報を次の起動時に使うため、たとえば「シャットダウン」後に周辺機器や接続などを変更すると前回の情報と違ってくるので注意が必要になります。
それが直ちに不具合につながるわけではありませんが、起動時の時間が少し長くなってもドライバーなどの情報は毎回、きちんと読み込み直したいときは「高速スタートアップ」を無効にします。
新しいパソコンなら不具合の可能性は少なくても、Windows 7 を無償アップグレードして Windows 10 で利用している場合、古いパーツや周辺機器を使用していることも多く、影響が出る可能性を考慮しておきましょう。
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