「Windows 10 April 2018 Update」とは、Windows 10 の機能強化や修正を目的とした無償アップデートで、2018年4月30日(米国時間)より Windows 10 搭載パソコンへ順次配信中の更新プログラムです。
- 「Windows 10 April 2018 Update(1803)」の配信開始 - マイクロソフトにひとこと(2018/5/2)
Windows 10 に対しては 2015年11月に最初の大型アップデートが適用され、その後も 2016年7月、2017年4月、2017年10月と約半年ごとに大型のアップデートが配信、提供されてきました。
- 「Windows 10 Anniversary Update」とは(2016/8/10)
- 「Windows 10 Creators Update」とは(2017/4/12)
- 「Windows 10 Fall Creators Update」とは(2017/10/18)
そして今回、5度目の大型アップデートは完成が「2018年4月」なので「Windows 10 April 2018 Update」という名前になりました。
「Windows 10 April 2018 Update」のバージョンは「1803」です。
とにかく今回は「タイムライン」機能の追加が目玉で、詳しくは別途、解説する予定ですが、ざっくりと書くと
Windows 10 PC で行った作業(作業したファイル)を 30 日前までさかのぼって見つけ出すことができる
という機能です。
具体的には従来は「仮想デスクトップ」の確認や操作に使われていた「タスクビュー」に「タイムライン(作業に使ったファイルの履歴)」が過去にさかのぼりながら、時間順に表示されることになります。
表示されたファイル履歴の中に、再度、使いたい、開きたいファイルがあればクリックすることで作業を再開することができます。また、他のパソコンで「タイムライン」を共有することもできます。
ほかにも「Windows 10 April 2018 Update」では
- 他のパソコンやスマホと連携してタイムラインなどを共有
- 「集中モード」で「通知」の制限や適応時間帯などを設定
- Microsoft Edge にも「印刷すっきり」機能などが追加
といった機能の追加や更新が行われています。今後、そのいくつかは解説する予定です。
ほかにも細かい修正やセキュリティ強化なども追加されているので、Windows 10 をお使いの方は環境が整えば適用を検討ください。
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