「Acrobat Reader DC」とは、「PDF(ピーディーエフ)」という形式で保存された文書ファイルをパソコンやスマホで開いて表示ができる代表的なアプリ「Acrobat Reader」の最新バージョンです。
まず「PDF(Portable Document Format)」とは「アドビシステムズ(Adobe Systems)」というソフト会社が開発した文書ファイル形式の名前です。
そして「PDF」形式のファイルを誰でも開いて読めるようにアドビ社が開発して、無償で配布しているアプリ名が「Acrobat Reader(アクロバット リーダー)」です。
ちなみに「Acrobat(アクロバット)」は「PDF」の作成、編集、注釈、署名などができるアドビ社の有料アプリの名称であり、その「Acrobat」から主に「PDF」を開いて表示する機能に絞り込んだアプリが「Acrobet Reader」なのです。
そんな「Acrobat Reader」の最新バージョンが「Acrobat Reader DC(アクロバットリーダー ディーシー)」であり、表示だけでなく注釈の追加や編集などの機能もあります。
最後の「DC」は「Document Cloud(ドキュメント クラウド)」の略で、アドビ社がネット上に用意した「PDF」形式の文書(ドキュメント)ファイルの作成や保存、共有などができる環境の名前です。
「Document Cloud」はもちろん「OneDrive」や「Dropbox」といったクラウドストレージのアカウントに接続して利用することもできます。
そしてスマホ用の「Acrobat Reader」アプリともファイルを共有して、閲覧や注釈の追加や編集ができます。
「Acrobat Reader DC」は、従来の「Acrobat Reader」よりネット上の環境で使いやすく、より便利に「PDF」を活用できるように進化したバージョンということです。
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