「USB PD」とは、USB 経由で電源を供給する規格の名前です。従来もスマートフォンや小型機器に USB 経由で電力の供給はできましたが、より大きな電力が必要なパソコンなどにも給電が可能となりました。
「PD」は「電源供給」を意味する「Power Delivery」の略で、最大で 100Wまでの供給が可能となり、従来は専用の電源アダプターを必要としてきた機器にも USB 経由で給電が可能となります。
ただし現在、広く普及している USB 2.0 や USB 3.0 コネクターは「USB PD」には対応しておらず、ここ数年で増えてきた挿し込みの形状が上下左右で対称な「USB Type-C」コネクターが使われます。
もちろん機器やコネクターだけでなく、ケーブルも「USB PD」に対応している必要があります。
そして「USB PD」規格に準拠し、大電力を送電できる「USB Type-C」ポートを搭載した電源アダプターを使えば、対応機器に必要な電流・電圧を自動で判断して、最適な電力を供給することも可能となります。
- Amazon.co.jp : Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery (60W 5ポート Power Delivery搭載 USB&USB-C 急速充電器) (ブラック)
今後、徐々に「USB PD」に対応した機器が増えることで、機器ごとに違う電源アダプターを用意する必要がなくなり、より便利で電源の供給に悩まないパソコン生活が送れるようになることが期待されています。
「なにしろパソコン」では記事内に Amazon や 楽天 が販売する商品へのリンクや画像を掲載することがあり、そのアフィリエイトリンクを経由して商品の購入があったときに販売元から広告収入を得る場合があります。
記事の情報は公開時あるいは更新時のもので、最新情報はリンク先など情報元の公式ページでご確認ください。