Windows で「プロパティ」とは、ほとんどの場合で「設定」の意味だと理解しておいても間違いありません。特に標準的な機能の各種設定する画面を「プロパティ」で開くと覚えておけばいいでしょう。
そんな「プロパティ」と「オプション」の違いは以前も解説しました。
分かりにくいなりに Windows XP の頃は「プロパティ」という用語で統一されていました。
ところが Windows のバージョンが進むたびに、かつては「プロパティ」だったのに「設定」という用語に置き換わることが増えてきました。
たとえばデスクトップを右クリックして表示されるメニューの一番下は Windows XP まで「プロパティ」でした。
それが Windows Vista から「個人設定」となり、Windows 10 では「個人用設定」になっています。
ほかにも Windows 7 で「タスクバー」を右クリックして表示されるメニューには「プロパティ」があって、
それを選択すると『タスクバーと [スタート] メニューのプロパティ』という画面が開きました。
それが Windows 10 では「タスクバー」を右クリックして表示されるメニューに「プロパティ」はなく「タスクバーの設定」となりました。
「タスクバーの設定」を選択すると「個人用設定」の「タスクバー」画面が開くので、そこで「タスクバー」に関する基本設定ができます。
これは Windows 10 から「コントロールパネル」と「設定」という2つの設定画面が共存するようになったことも影響しています。
現在は「コントロールパネル」を使わなくても「設定」だけですべて設定できるように徐々に移行しており「コントロールパネル」を開く方法も限られてきました。
そのため、いまも残る「プロパティ」という用語も徐々に「設定」などに切り替わると予想されます。
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