「スマートスピーカー」とは、内蔵マイクに話しかけると音声を認識し、その内容に応じてインターネット経由で情報を調べ、音声回答や音楽の再生、対応機器の遠隔操作などができるスピーカーです。
「スピーカーを強化した据え置き型スマートフォン」とイメージすると分かりやすいかもしれません。音声でアプリを操作できるため、今後、可能なことが追加されていくことになります。
対応サービスや機器が増えれば、音声だけで電話をしたり、買い物したり、家電の操作やスケジュール管理、ゲームまで可能となります。
その「賢さ」から「スマート」、さらには命令に従って作業を代行してくれるので「AI(Artificial Intelligence=人工知能)」という言葉を「スピーカー」の前に付けてできた造語です。
このレベルを「AI」と呼べるかは微妙ですが、将来的にはその名にふさわしいレベルに進化する可能性は十分にあります。
すでにパソコンやスマートフォンでも音声認識を使ったネット検索や音声による操作補助は利用されており、その機能をスピーカーに内蔵することで新たな情報機器として需要を掘り起こそうというわけです。
音声認識の技術を持っているグ―グル、アップル、マイクロソフト、アマゾンなどが「スマートスピーカー」を開発しており、2017年後半になって実際の商品も続々と発表、日本でも発売が始まっています。
まだ登場したばかりで機能も限られており、それほど「スマート」ではないため、過度の期待をして購入するとガッカリするかもしれません。
気になるのは Google Home で使われている「Google アシスタント」を他のメーカーが採用した「スマートスピーカー」もあることです。
グーグルが無償で公開した Android OS を搭載したスマートフォンが市場の過半数を占めたように、同様の戦略で「Google アシスタント」搭載の「スマートスピーカー」が市場の主流になるのかにも注目です。
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