Excelで複数のファイルを開いていて、ウィンドウを切り替えたいときに簡単な方法はありますか?
ショートカットキーの「Ctrl + Tab」が定番ですが、「ホーム」リボンに「ウィンドウの切り替え」ボタンを追加しても便利です。
約 15年前に Excel でウインドウを切り替える方法は取り上げました。
その中で最初に紹介したのがショートカットキー
Ctrl + Tab
であり、「Ctrl」キーを押しながら「Tab」キーをポン!と押すと複数のウィンドウが順次、切り替わっていきます。
Excel のウィンドウは自動的に番号が割り振られ、3つ以上開いている場合、このショートカットキーでは、現在、表示されているウィンドウの「次の番号」のウィンドウというように「番号順」で切り替わります。
逆順に切り替えたいときは [Shift] キーを加えたショートカットキー
Shift + Ctrl + Tab
が使えます。
ただし、3つ以上のウィンドウなら『ファイル名を確認して一発で切り替えたい』場合もあります。
その場合、リボンで「表示」タブを選択、グループ「ウィンドウ」の中にある「ウィンドウの切り替え」ボタンをクリックすると、
現在、開いているウィンドウのファイル名が番号付き一覧で表示されるので選択できます。
さらに「表示」タブに切り替え不要な「クイックアクセスツールバー」に「ウィンドウの切り替え」ボタンを追加する方法も紹介しました。
もちろん、この「クイックアクセスツールバー」に追加も便利です。
でも、今回はあえて
- 「ホーム」リボンに「ウィンドウの切り替え」ボタンを追加
することで、より「ウィンドウの切り替え」が便利になるという提案です。
手順は「リボンのユーザー設定」画面を開き、
「コマンドの選択」を「すべてのコマンド」にして「ウィンドウの切り替え」を選択して、
「リボン」の「ホーム」タブに「新しいグループ」を追加して
名前を「Ctrl+Tab」に変更して、そこに「ウィンドウの切り替え」を「追加」して設定は完了です。
◆◇◆
私は「ホーム」リボンの左端に「ウィンドウの切り替え」ボタンを設置しています。
大きなボタンなので「クイックアクセスツールバー」よりもクリックしやすく、複数のウィンドウのファイル名を番号付き一覧で表示させたときも選択しやすくなっています。
さらには「ホーム」タブが選択の状態で「Alt」キーを押すと「ホーム」タブにフォーカスが当たり、
下矢印キーで「ウィンドウの切り替え」が選択でき、
「Enter」キーでウィンドウのファイル名が番号付きで一覧表示され、
矢印キーや番号キーによる選択まで、簡単なキー操作で可能です。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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