「Windows 11 バージョン 24H2」で追加されたエクスプローラーの機能を教えてください。
エクスプローラーの「アドレスバー」に表示された階層リンク間でファイルやフォルダーの移動やコピーが可能になりました。
2024年後半から配信されている「Windows 11 バージョン 24H2」を適用することで Windows 11 の「エクスプローラー」が機能強化されます。
たとえば「ドキュメント」フォルダー内に「Office」フォルダーがあれば、アドレスバーの表示は
ドキュメント > Office
となり、さらに中に分類のために「Excel」「Word」という 2つのフォルダーがあるとしましょう。
この場合、「Word」フォルダーを開くと、アドレスバーの表示は
ドキュメント > Office > Word
となり、「ドキュメント」や「Office」の部分がリンク(階層リンク)となっており、
クリックすると該当する階層(フォルダー)が開きます。ただし、この操作は従来(バージョン 23H2)の Windows 11 でもできます。
今回、追加されたのは「階層リンク」の上にファイルやフォルダーをドラッグ&ドロップすると「階層リンク」で開くフォルダー内に「移動」できるという機能で、
さらに「Ctrl」キーを押しながら実行すれば「コピー」、
「Alt」キーを押しながら実行すれば「リンクの作成」ができます。
※「Alt」ではなく「Shift + Ctrl」でもリンクを作成できます。
ドロップする前に「階層リンク」の上にドラッグした状態で「移動」か「コピー」か「リンクを作成」かは「ツールヒント」表示されるので、希望する操作なのか確認してからドロップすればいいでしょう。
ドロップ操作の直前であれば、押すキーを変えれば「ツールヒント」も変わり、ドラッグをやり直さなくても途中で操作の切り替えができます。
この「階層リンク」へのドラッグ&ドロップ操作は、エクスプローラーで開いたフォルダー内だけでなく、デスクトップの上にあるファイルやフォルダーでも同様にできます。
「移動」「コピー」「リンクの作成」の操作も同様です。
◆◇◆
ただし「階層リンク」を使った操作で「新しいタブで開く」方法はまだなさそうです。
「階層リンク」を右クリックするとメニューが表示されますが、現在(2024年10月)はメニューに「新しいタブで開く」はありません。
今後、追加して用意して欲しいです。
さらには「階層リンク」を「タブバー」上にドラッグ&ドロップする、
あるいは「ホイールボタン(中央ボタン)」でクリックすると「新しいタブで開く」ことができれば、相当、便利になるはずです。
なんとか Chrome や Edge などブラウザーで便利に利用できている操作はエクスプローラーでも使えるようにしてもらいたいです。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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