Excel のシート内でセルに挿入した数式をすべて表示できますか?
「数式の表示」機能で一時的にすべてのセルで数式を表示できます。
Excel でセルに数式を挿入して確定すると、セルには結果だけが表示されます。
確定後に挿入した数式を確認/編集したいときは、セルを選択して「数式バー」に表示させます。
あるいはセルをダブルクリックするか「F2」キーを押してセルに数式を表示させる方法もあります。
ただし、この操作は各セルごとに行う必要があり、多くのセルに数式が挿入されている場合、ひとつずつ確認していくのは大変です。
そこで使えるのが「数式の表示」機能であり、「数式」タブのリボンで「ワークシート分析」グループに「数式の表示」ボタンがあります。
「数式」タブのリボンでかなり右なので、使ったことがないと存在も知らないかもしれません。
選択することでシート内の、すべてのセルで挿入された数式を表示できます。
もちろん数式を含まない値だけのセルはそのまま値が表示されるので、ひと目で「どのセルに数式が挿入されているのか」「使用されている関数は何」「引数はどうなっているのか」がまとめて分かります。
数式が表示されたセルを選択すると、その数式に使われている引数に色が付き、同じ色で囲まれたセルや範囲が参照されているのが分かります。
「数式の表示」を解除して元の表示に戻すには、もう一度「数式の表示」ボタンを選択します。ボタンを押すたびに表示が切り替わります。
ちなみに「数式の表示」のショートカットキーは 3つのキーの組み合わせで覚えづらいです。
Ctrl + Shift + `
「Shift + @」で「 ‘ 」なので、本当は
Ctrl + `
が正解かもしれません。もし覚えるなら
Ctrl + Shift + @
のほうが忘れにくいかもしれません。
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今後「数式の表示」を何度も使いたい、でもショ-トカットキーは覚えられないなら「クイック アクセス ツールバー」に追加しましょう。
「数式の表示」ボタンを右クリック、メニューより「クイック アクセス ツールバーに追加」を選択すれば追加できます。
追加した「数式の表示」ボタンをクリックすると、いま現在、ボタンが選択されていると分かるように白枠で囲まれ、少し濃い色で表示されます。
もう一度、ボタンをクリックすることで「数式の表示」が解除され、ボタンも元に戻ります。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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