30分で自動的にスリープになる設定を一時的に無効にできますか?
「PowerToys」の「Awake」アプリをシステムトレイで設定できます。
たとえば Windows 11 で 30分 の間に何も操作しないと自動でスリープになる設定をしていたとして、これから作業に集中したいのでしばらく自動スリープの設定はオフにしたいときがあります。
もちろん「設定」画面の「電源」設定で自動スリープ設定はオフにできますが、何度も変更する必要がある場合、都度「設定」画面を開いて、設定操作をするのは手間に感じます。
そんなときに Windows の機能強化プログラム「Microsoft PowerToys」を使うと便利です。「PowerToys」の詳細は以下を参考にしてください。
そんなマイクロソフト社が公式に提供している「Microsoft PowerToys」に含まれるアプリ(ユーティリティ)のひとつが「Awake」です。
「Awake」は「電源」設定を変更することなく、パソコンを希望する時間で起動したままにしたり、解除して「電源」設定に戻したりできます。
まだ「PowerToys」を導入していない場合は最初にインストールしてから「PowerToys」の「設定」画面を開き、その中から「Awakeを有効にする」をオンにすれば「Awake」が起動します。
「Awake」を有効にすると「システムトレイ」に「コーヒーカップ」形状のアイコンが表示されます。
色が白ならオフ、青ならオンの状態にあります。
アイコンをクリックして現れるメニューから
- 一定間隔で起動したままにする > 30分|1時間|2時間
- 無期限に起動したままにする
- オフ(選択した電源プランを引き続き使用する)
を切り替えることができます。
これで、一時的に自動スリープを無効にしたり、無期限に起動したままにしたり、もちろんオフにもできます。
◆◇◆
本来、Windows 11 で自動スリープの設定を変更するなら「設定」画面を開いて「システム」>「電源」の順でたどり、「電源」画面で「電源」項目内の「画面とスリープ」を使います。
この中で
- 電源接続時に、次の時間が経過した後にデバイスをスリープ状態にする
の時間設定できるプルダウンメニューを使います。
「30分」はもちろん、短く「10分」「5分」、長く「1時間」「3時間」などに設定できます。
※ ノートPC の場合「バッテリー稼働時に」の設定もあります。
そして「いまからしばらく自動スリープにならないようにしたい」ときには時間設定を「なし」にすればいいわけです。
ここで『ずっと「なし」にする』なら「設定」画面を使えばいいのですが、作業後に「30分」に戻したいなど、小まめに切り替えたい場合には「Awake」のほうが便利です。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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