Excel でシート数が多くても切り替えやすくできますか?
各シートへのリンクによる目次ページを作成することは可能です。
Excel でひとつのブックに多くのシートを追加すると、画面下に並んだシートのタブが全部一度に表示できず、「<」や「>」ボタンで左右にシフトが必要な場合があります。
そんなときシートのタブを左右にシフトしなくても、開きたいシートにジャンプできるリンク一覧(目次ページ/目次シート)を作成すると便利な場合があります。
そこで以前、Excel で複数のシートを一括で追加する方法を紹介したときの「例題」を使って目次ページの作り方を紹介します。
- Excel で名前を決めて複数のシートを一括で追加(2023/12/20)
この例題で「1月」から「12月」までのシートを作成していますが、最初に「Sheet1」に「1月」から「12月」まで入力しています。
この「Sheet1」シートに各シートへのリンクを追加することで「目次」シートにします。
手順としては「Sheet1」のシート名を「目次」にして、セル「B1」に「目次」を追加し、セル「A2」には「1月」と入力されているので、セル「B2」に
=HYPERLINK("#"&A2&"!A1",A2)
と「HYPERLINK関数」を使った式を入力して Enterキーを押します。
これでセル「B2」に「1月」という文字にリンクされた状態で表示されます。
クリックするとシート「1月」に切り替わり、セル「A1」が選択された状態になるはずです。
シート「目次」に戻り、セル「B2」を選択、セルの右下に表示される「オートフィルハンドル」をダブルクリックすると
セル「B13」まで、「1月」から「12月」までの各月のシートへのリンクが生成されます。
「フィルハンドル」をドラッグしてもできますが、今回のように左隣の列に参照セルが入力済みの場合はダブルクリックのほうが簡単です。
◆◇◆
さらに「目次」シートのセル「B1」に、たとえば
=HYPERLINK("#目次!A1","目次")
と「目次」シートに戻れるリンクを作成してみます。
その「B1」セルをコピーしたあと、シート「1月」から「12月」までを「Shift」キーを押しながらすべて選択し、
その状態でシート「1月」の「A1」セルに「目次」シートへのリンクを貼り付けてみましょう。
これでシート「1月」から「12月」まで、全てのシートの「A1」セルに「目次へ」のリンクができ、「目次」シートと各月のシートとの間でジャンプでき、表示を切り替えできるようになります。
「目次」シートには「リンクなし」と「リンクあり」のセルが並ぶのが見づらいなら「A」列を「非表示」にしてもいいでしょう。
「A」列を「非表示」にしても「目次」リンクは何も問題ありません。
理解を深めるための「パソコン用語解説」
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